縄跳び界の超人は、いかにして前人未到の全日本5連覇を成し遂げたか

一流の人に学ぶ自分の磨き方

歴史は終わらない。
塗り替えていくものだ。

彼を見ていると、こんなメッセージを感じられる。

History

先週末の第9回全日本ロープスキッピング選手権大会は大成功だったようです。
審判を始め、スタッフ、運営に携わった全ての方々お疲れ様でした。
そして出場したは選手の皆さんは全力を尽くせたでしょうか?

ロープスキッピング競技は生まれてわずか20年足らず。
若い競技ゆえに、世界のレベルは驚くほど急激にに上がっていく。

そんななか、今回は全日本大会で前人未到の5連覇をした後輩、
三村大輔(みむらだいすけ)を紹介。

2013年第9回全日本ロープスキッピング選手権大会 三村大輔 – YouTube

彼は何度かこのブログにも登場している「みむさん」のこと。
大学時代に知り合って以来の古い縄仲間で、
現役当時は共に世界を目指すライバルだった。

あ、縄歴は後輩だけど大学的には先輩だから「みむさん」ね(笑)

みむさんはここで書ききれないほどの、
受賞歴、世界記録、ギネス記録を持っている。
今回の全日本大会も圧倒的な優勝で、なんと全日本大会5連覇。

※今回で9回目なので、半分以上!!

※経歴や記録の詳細は彼のブログから
縄跳び超人みっちゃん(三村大輔)のブログ

輝かしい経歴紹介は別の記事に任せるとして、
なんでみむさんがここまで大活躍なのかを勝手に考えてみた。

- スバ抜けた演技構成のセンス

みむさんと知り合ったのは大学時代、彼は院の1年生で自分は大学の1年生。
体操部の新入部員として知り合った。

縄跳びを始める前からみむさんは「新体操」をやっていた。
いつから始めたかは知らないんだけど、知り合った時には大会にも出場してたので
中学か高校からかな?

この新体操の経験が、彼の大活躍の要因の1つだと思う。

みむさんは縄跳びを始めた当初から、
演技を構成する力がずば抜けていたのだ。

今でも覚えているのが大学1年の夏、
演技を作るために参考にしたいと第5回世界選手権のDVDを渡した。
数日後、彼は既に縄跳びの演技のイロハを吸収し、
初心者とは思えないほどの見事な演技を創り上げていたのだ。

演技を作るというのは、適当に技を組み合わせるだけではない。
きちんとルールに則り緻密に計算された技の構築だ。
何の技がどこで必要で、どの程度の難易度と構成点を取る必要があるか。

みむさんはルールを読み解く力が半端ではない。

加えて驚いたのが、
ルールに則ると、自然と演技は似通ってしまうところを、
彼は新体操の動きを取り入れてオリジナリティを加えてきた。

初出場の世界選手権でいきなり5位に入賞し、
多くの海外選手がみむさんの影響を受けているという。

その片鱗は今の演技を見てもわかる。

- 1人でストイックを遂行する精神力

スポーツと言えば怒号飛び交うストイックな練習をイメージする人も多いだろう。
縄跳びであっても同じことで、
時には全身の力が入らなくなる程に追い込む練習が必要だ。

鬼コーチや鬼監督の指示でストイックに練習するのもキツイと思う。
だが最も辛いのは、
自分1人でストイックになることだ。

メニューも自分で考える、
練習のモチベーションも自分で上げる、
嫌になった時に追い込むのも自分自身、

1人で運動をしたことがある人はわかるだろう。

「もうこれでいいかな」
「疲れたし明日にしようかな」

そう、1人でやる以上は誰も尻を叩いてくれない。
常に逃げ出そうとする自身と闘い続けるのだ。

みむさんには「自分と闘う精神力」がある。
誰も見ていないところで練習を継続する難しさは、
並大抵じゃない。

- いかに上達するかを見抜き、システムを構築する力

やはりスポーツで上位に入るには、頭脳が必要だ。
お勉強ができる頭脳ではない。
どうやったら上達するかを見抜く分析力が必要なのだ。

前の項でも触れたとおり、1人で練習するには自力でメニューを作る必要がある。
この時「どんな練習が必要か」を考える力が試されるのだ。

がむしゃらに練習をしても、
ある程度までは競技力も上がる。

だが、
練習できる場所、時間、体力は貴重な資源だ
限られた中でいかに効率よく使うかを考えられる力、
この力次第で、同じ期間でも競技力の向上に大きな差が生まれる。

もちろん経験がモノを言う部分はあるが、
一定の競技力から更に一段登るには、練習のシステムを作り、変える力が必要だ。
残念ながら、いつまでも同じシステムで練習を続けている人は、
時の移り変わりとともに第一線から退かざるを得ない。

急速に伸びる世界の競技力において、
今でもみむさんが世界トップの競技力を維持しているのは、
システムを変化させる対応力と柔軟性があったからだと思う。

- まとめ

Sun Rise

こうして見てくると、改めてみむさんの凄さがわかった。
ライバル当時はバチバチで若干険悪になったこともあったけど・・・なんてね(笑)

次の舞台は記念すべき第10回世界選手権。
開催場所は初の「Hong Kong」

どこまで登るのか、それは世界の頂点なのか。
みむさんの今後に期待したい。

一流の人に学ぶ自分の磨き方

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この記事を書いてる人


縄跳びパフォーマー 縄のまっちゃん
 ※本名:粕尾将一(カスオショウイチ)

全国の学校やイベントで縄跳びをつかったパフォーマンスや出張なわとび教室を行い、子ども達に運動の楽しさを伝え笑顔を引き出す仕事をしています。

【略歴】
全日本チャンピオン、アジアチャンピオン、世界大会6位。2010年よりシルク・ドゥ・ソレイユ常設ショー「La Nouba」に6年間約2500回の長期出演を果たす。