美しく動く人は怪我をしない。新技習得に偏る落とし穴。

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競技力が高い人には、美しく跳ぶ人になってほしい。

 

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(※)写真提供:柏なわとびクラブ

 

帰国すると必ず遊びに行かせてもらっている「柏なわとびクラブ」。
今回も無理を言って遊びに行かせてもらった。

1月の中旬といえば「受験」に「年初め」に「縄跳びシーズン」。
殆どの人が忙しい中、無理を聞いてくれてありがとうございました。

 

いまはこうして海外で生活してるけど、
何を隠そう自分は柏なわとびクラブの所属。

クラブができる前から一緒に跳んでた仲間、
あの頃はまだ小学生だったのに、もう高校受験とかね。

そりゃ大学入学から10年も経つし、仕方ないか・・・。

1年ぶりということもあってから、初めましての面々が何人もいた。
小学生から中学生、大人にも初めましてが居るのには驚いた。

 

成長しすぎてて、誰だか分からない人もいたけど(笑)

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(※)写真提供:柏なわとびクラブ

あ、みなさんのお目当てもちゃんと連れて行きましたー。

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(※)写真提供:柏なわとびクラブ

 

知り合った当時は小学生だった仲間が、今では率先して小学生に縄跳びを教えてる。
脈々と受け継がれている縄跳びへの想いを手に取るように感じる。

 

★★★

 

みんな楽しそうだった。
寒い体育館で、昼過ぎから夜まで跳んでるんだから、大したもんだ。

集団の中に1人でも「楽しんでる人」「縄跳びが大好きな人」が居ると、
周囲にも楽しい熱が広がっていく。
楽しそうな人を見てると、みんな一緒に楽しくなっちゃう。

上手とか下手とか、
大人とか子どもとか、
まったく関係ない。

 

「いま、すっげー楽しいっっ!!」

って、
心の中で叫んでる人の影響力ってすごい。

柏なわとびクラブの場合、ただでさえ縄跳び好きな人が集まってるから、
相乗効果でみんなどんどんノッていく。

勉強でもスポーツでも、ノッてる瞬間が一番上達する。
縄跳びだって同じだ。

だらだら練習する3時間と、ノッて練習する30分じゃ、天と地ほどの差がある。

 

よく日本代表の選手が、
「世界選手権で海外の選手と触れ合ったら、すごい上手になった!!」
という話をする。

これも「ノッている」状態で、かつハイレベルな相手と練習ができたからこそ。

 

大勢のノッてる人と練習したら、
そりゃ上達のスピードだって、ひと味もふた味も違う。

★★

今回の訪問では触れ合いの中で、後輩たちにいくつかの話をさせてもらった。

とくに重視したかったのが「怪我の予防」と「基礎力」の話。

 

ここ最近、頻繁に縄跳び選手の怪我を聞くようになった。
始めたばかりのころは「シンスプリント」といって、スネに痛みが出る人も多いけど、
これだけじゃなくて「膝」や「腰」の痛みを抱えている人も多い。

これだけジャンプを繰り返すスポーツゆえに、膝や腰への負担は仕方ない。
でもやり方次第で予防できる。

 

準備運動、マッサージ、ストレッチはもちろん重要。
寒い日にいきなりジャンプするのは絶対にやめてほしい。

ただ、怪我の予防には基礎を見直すことも大切だ。

 

以前、ようさんという方がダブルダッチについて語っている動画を紹介した。

なぜダブルダッチを普及する?なわとび講演会「ようさん」の話が熱い – なわとび1本で何でもできるのだ

この動画の中でも話が上がっているけど、
姿勢が良い人って怪我をしない。

シャキッと伸びた背筋と猫背、どちらが身体に負担が少ないだろうか。
言わずもがな、シャキッと伸びた背筋が良い。

 

しかし縄跳びに限って言えば、

○ 下を向いて
○ 胸を含み気味に
○ 出来るだけ身体を小さく
○ 頑張って縄跳びを通過させる

 

なんてのが普通。

はい、いまこの場でやってみよう。

 

はい、ガッツリ猫背ですね(笑)

 

たしかにこの姿勢は縄跳びに有効だけど、
全日本大会で上位の選手には、このやり方を克服してほしい。

真っ直ぐ背筋が伸びた姿勢で跳ぶのは大変だし、ミスもしやすい。
加えて前を向いて跳んでたら縄跳びの位置が見えず、またミスる。。。

でもね、これも上達の1つだよ。

 

パフォーマンスをする人だったら、
シャキッと伸びた背筋で「バシッ!!」とお客さんを見つめたら、
それだけで拍手が起こる。

カッコいい技も大切だけど、
カッコいい姿勢も同じぐらい、お客さんからは見える。

 

★★

 

最後は何か小言みたくなっちゃったけど、
高いレベルの人には、それ相応の期待をしたい。

中でも柏なわとびクラブに集まる仲間は、
日本トップレベル、世界トップレベルの強豪縄跳び集団だ。

せっかくの競技力、影響力、そして素晴らしい演技を、
怪我や、怪我につながる癖で台無しにしてほしくない。

次は来年になっちゃうかなぁ。
また、おせっかい焼きに行かせてください(笑)

その頃には息子が縄跳び持って走り回ってるかも・・・。

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この記事を書いてる人


縄跳びパフォーマー 縄のまっちゃん
 ※本名:粕尾将一(カスオショウイチ)

全国の学校やイベントで縄跳びをつかったパフォーマンスや出張なわとび教室を行い、子ども達に運動の楽しさを伝え笑顔を引き出す仕事をしています。

【略歴】
全日本チャンピオン、アジアチャンピオン、世界大会6位。2010年よりシルク・ドゥ・ソレイユ常設ショー「La Nouba」に6年間約2500回の長期出演を果たす。