強さは波及力。日本のダブルダッチが世界に与える衝撃がスゴイ。

今年もオーランドで開催されるんだ!!
World Jump Rope、アメリカが主体になって開催する世界選手権。
去年も遊びに行ったけど、今年も行きたいなぁ。

縄跳びの大会っていくつかある。

自分が出場してきたFISACも世界選手権の1つだけど、
個人的にこのWorld Jump Ropeは今後大きくなっていく大会だと思ってる。

★★

アメリカの縄跳びスタイルは「アクロバット」だ。
もはや宙返りとかが出来ないトップ選手はいないんじゃないかな。
なかには固い床で捻りを入れ始めてる人もいるし、その進歩は止まらない。

最近ではアフリカ勢もアメリカ代表としてどんどん勢力を伸ばしてきて、
バネバネの実を食べたとしか思えない人達ばっかり。
4重とびなんて当然で、5重とびの連続を繰り出すような選手だっているのだ。

 

だがそんなアメリカにも自分は弱点があると思う。
それは、世界的なダブルダッチの波に乗り遅れていることだ。

 

- スタンダード化するJapanese Style

日本発信のダブルダッチは、いま世界でも大きな動きになっている。
なかでもフランス・ベルギー・香港は「Japanese Style」をいち早く取り入れた国だ。
これらの国ではダブルダッチのみの大会も開催されていて、
Double Dutch Contestの国大会なんてのもあったりする。

ちなみにその世界選手権は3月に日本で開催されるんだけど。

Double Dutch Contest World 2014
DOUBLE DUTCH CONTEST 2016

ダンスと融合したJapanese Styleのダブルダッチ。
こう見ると縄跳びって括りから飛び出しながら発展してる様にすら感じる。

こうしたJapanese Styleのダブルダッチの波がある一方で、
アメリカは一歩後れを取ってしまった。

彼らの演技は主にアクロバット。それはダブルダッチでも同じこと。
ところがアクロバットに偏るあまりに、
カウントや観客を意識した演技という概念を蔑ろにしてしまった。
各国のダブルダッチャーがこぞって音に合わせたパフォーマンス性の高い演技を作る中、アメリカだけはこのお家芸を捨てられず、昨今まで来てしまったのである。

 

もちろんアメリカの一部トップ選手たちは気付いていたはずだ。
Japanese Styleが世界に広まるキッカケは2004年のFISAC大会までさかのぼる。
当時も世界トップだった「日本ダブルダッチ」の面々がオーストラリアで披露した演技は、
世界中の縄跳び関係者に大きな衝撃を与えた。
会場からの割れんばかりの拍手、スタンディングオベーション。
一緒に会場から見ていたが、バックで流れている音楽がかき消されるほどの喝采だった。

この大会に参加していたベルギー、香港はいち早くこのJapanese Styleを取り入れ、
この流れに続くように、続々と各国の選手達が取り入れるようになっていく。

そしてアメリカも同じ会場で演技を見ていたはずなのだが…。
彼らがお家芸から脱却するのには、少々時間がかかってしまった。

 

★★

 

今年のWorld Jump Ropeに向けて、初めて日本で国内予選が開催される。

World Jump Rope Japan Selection
http://jdda.jp/wjr.html:title:bookamrk

世界トップクラスのパフォーマンス性を持つ、本家Japanese Styleの日本チーム。
オーランドで彼らがガッツリ会場を盛り上げてくれたら、
アメリカの縄跳び界に新たな衝撃が走ること間違いなし。

もしかしたら次回のコンテスト辺りで、Japanese Styleを取り入れたアメリカチームが大勢で乗り込んでくるかもしれない。

アクロバットが上手なアメリカ人。
しかも世界最大の選手層を誇るこの国が本気を出したらどうなるだろうか。

縄跳び世界最強の呼び声が高いアメリカ。
ここから新しい風が生まれるのが待ち遠しい。

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この記事を書いてる人


縄跳びパフォーマー 縄のまっちゃん
 ※本名:粕尾将一(カスオショウイチ)

全国の学校やイベントで縄跳びをつかったパフォーマンスや出張なわとび教室を行い、子ども達に運動の楽しさを伝え笑顔を引き出す仕事をしています。

【略歴】
全日本チャンピオン、アジアチャンピオン、世界大会6位。2010年よりシルク・ドゥ・ソレイユ常設ショー「La Nouba」に6年間約2500回の長期出演を果たす。