学生は、目立たなければ勝てないジレンマに押し潰されている

ふとした些細なツイート、リツイートがなぜか波紋を呼んでしまった。

 

波紋を広げている話題は「アイディア」vs「技術」。
自分はこれまでにも基礎力やら技術力の大切さをこのブログを通じて主張してきたけど、
まっこうから反対する意見が散見される。

 

ひょっとしてこれが、新しい風というヤツだろうか。

他人の取る手段に明らかな問題があると感じるときは目指す目的が異なる事を疑った方がよい – 太陽がまぶしかったから

思うことはいくつもあったけど、この記事を読んで納得。
そもそも目的とする方向が違っていたのだ。

 

- 学生で使える時間

ダブルダッチをしている現役の人と言えば、その多くが大学生であろう。
彼らは入学すると同時にダブルダッチの魅力にハマり、練習を開始する。
そして世界大会の「NDDL」だったり「Double Dutch Contest World」を目指す。
地方予選、全国大会、そして世界選手権。
殆どの大学生ダブルダッチャーが夢見るサクセスストーリー。

だがここには大きな条件が加わる。

時間が有限であることだ。

世界選手権は毎年12月に開催され、その国内予選は9月~10月にかけて開催される。
んでもって大学の4年生が最後の試合って感じになるのかな?
就活が忙しい場合は3年生の大会に照準を合わせるかもしれない。

 

こう考えると、かなり時間は限られている。

 

たとえば新入生で5月にダブルダッチを始めたとしよう、
4年生の国内予選に照準を合わせるとすれば、3年と4ヵ月しかない。
3年生だとしたら2年と4ヵ月

限られた時間の中で世界を目指す競争は熾烈を極める。
そうなれば、いかにして大会で勝つかを考えるのも自然な流れである。

 

- 技術とか言ってる時間はない

時間を最大限有効に活用するため、
アイディアや突飛な発想が無いと上位に食い込めない。
これが「技術は媚売りクソくらえ」論の肝ではないだろうか。

世界を狙う全てのチームが全身全霊でぶつかってくる。
加えて限られた学生という時間に、いくら他を犠牲にしたとしても、
練習時間によって圧倒的な優位に立つことは難しい。

 

ここで、アイディアの登場だ。

技術に時間を割くより、
他チームと違うことをして目立ち、いかにして記憶に残れるかを考える。
特に1年生とかは練習量で上級生に勝てないならアイディアで攻めよう。

これが彼らの言う「パフォーマンスの大会」に対する考え方だと思う。

 

さらに補足。技術が媚売りというのは、
「技術」=「一般に支持されるもの」という考えから来ている。
これさえやっとけばウケるっしょ?みたいな傲慢な態度が背後にあるとも言えるだろう。

ここで言う技術とは「一般にウケるため」に為され、習得されるもので、
ウケるために身につける「媚売り」の行為だという。
つまり「技術」とは陳腐で創造性のないもの、
もしくは「客に拍手をもらうための記号」として捉えられているのだろう。

 

- まとめ

賛否両論あるだろうが、今回「時間の制約」や「目指している方向」の2点を考えに入れた時、
素直にこれも一つのやり方なんだと納得することができた。
同時に日本のダブルダッチ事情を少しだけ理解できたような気もする。

できるだけバイアスがないように理解したつもりだが、
真逆の意見ゆえに少なからず誤った認識が含まれるかもしれない。
この点はお許しいただきたい。

ただ今後も、老害にならない程度に意見を発信していきます。
目的とする方向が違うかもしれないけど、
どっかの誰かには役に立つかもしれないとの希望を込めて…。

ではではー。

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この記事を書いてる人


縄跳びパフォーマー 縄のまっちゃん
 ※本名:粕尾将一(カスオショウイチ)

全国の学校やイベントで縄跳びをつかったパフォーマンスや出張なわとび教室を行い、子ども達に運動の楽しさを伝え笑顔を引き出す仕事をしています。

【略歴】
全日本チャンピオン、アジアチャンピオン、世界大会6位。2010年よりシルク・ドゥ・ソレイユ常設ショー「La Nouba」に6年間約2500回の長期出演を果たす。