初めて人前でパフォーマンスする時にあなたを助ける「技力」という概念

人前で演技をして拍手をもらうのは快感だ。

何百回何千回とステージを繰り返しても、この喜びは変わらない。
こうして毎日ステージに立っていても、拍手の有り無しでテンションが大きく変わる。

 

clapping kid

 

もちろん拍手をもらえれば演技だとはは限らない。
しっとりと染み入る演技もあるだろう。

だが基準として観客の拍手・反応は誰しもが気にするはず。

 

ではどうすれば拍手をもらえる演技になるか。
今回は「技力」という考え方から、
パフォーマンス入門者でも拍手が起こる演技の作り方について紹介したいと思う。

- 技力とは?

まず最初に言葉の定義をしておこう。

技力(わざりょく)

技ないしは、ひとまとまりの動きが潜在的に持っている拍手を生む力

これまた造語なので、他とは意味とは違うかもしれない。

例を上げるなら間違いなく「おしりとび」だ。
いかなる縄跳び技よりもダントツに技力が高い。

 

あまり大きな声では言えないが、おしりとびはスゲー簡単。
早く跳ぶとか2重にするとかは難しいが、普通に跳ぶだけなら小学生でもできる。

それでもおしりとびは驚くほど盛り上がる。

 

さて、このような技力の高い技には大きく2つの特徴がある。

1.人を選ばない
→ 誰がやってもけっこう盛り上がる

 

2.成功さえすれば、熟練度を問わない
→ 習得して数日も10年も同じ

他にも具体には以下の技は技力が高い。

 

リリース
トラベラー
ダブルダッチのスピード

 

- パフォーマンス入門には必須

上記で具体的に挙げた技は、ちゃんと練習すれば数ヶ月で習得できる。
それこそ小学生だって出来る技。

だからこそパフォーマンス入門の人はぜひ、
これらの技力の高い技をパフォーマンスに取り入れてほしい。

成功さえすれば、しっかり拍手がももらえる。
しかも積み重ねっていうほどに練習量も要らない。
ちゃんと取り組めば出来る「規定演技」みたいなもんだ。

 

技力の高い技をしっかり成功させれば、
入門段階でもちゃんと盛り上がる演技になる。

 

- 技力の高い技の見つけ方

さて、ではどうやって技力の高い技や動きを見つけるか。

それにはもちろん、先輩たちの動画が参考になる。
彼らも同じく先人の演技を見てエッセンスを頂きながら演技を作っている。
この系譜を受け継ぐのが一番手っ取り早い。

この時、1つのチームや1人の選手だけを見ていてはダメだ。
見つけうる限りの動画を探そう。
よく大会で上位入賞しているチームを見がちだが、トップのチームは入門編の参考としてはあまり適さない。
なぜならトップの演技は完成されすぎているから。
むしろ各予選大会や、ストリートの演技のほうが良い。
学園祭の演技はとくに一般向けになっていて参考になる。

 

そして、集めた演技の共通点を探す。

 

どの選手もやっている技はなんだろうか、
どのチームにも共通する動きはどんなものか、
どのタイミングで観客の反応・拍手が返ってきているか。

美味しそうな箇所をツマミ食いさせてもらおう。

 

- まとめ

パフォーマンス入門の段階でゼロから演技を創るのはハードルが高い。
適当に技をつなげただけでは、せっかくの演技が盛り上がらない。

もちろん好みの技やこだわりたい動きがあるなら是非入れよう。
技力の高い技はあくまで、盛り上がりやすい要素としてオイシイという話だ。

 

しかし、いつまでも入門に留まっているのも考えもの。
技力が高い技は誰がやっても同じく盛り上がる、というのを忘れてはいけない。

 

技力だけに頼らない演技については、また次回。

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この記事を書いてる人


縄跳びパフォーマー 縄のまっちゃん
 ※本名:粕尾将一(カスオショウイチ)

全国の学校やイベントで縄跳びをつかったパフォーマンスや出張なわとび教室を行い、子ども達に運動の楽しさを伝え笑顔を引き出す仕事をしています。

【略歴】
全日本チャンピオン、アジアチャンピオン、世界大会6位。2010年よりシルク・ドゥ・ソレイユ常設ショー「La Nouba」に6年間約2500回の長期出演を果たす。