プロが休む決断をする3つの基準。責任の合間で揺れるプロ意識

朝起きて熱がある。
体温計を手にして熱を測ると…○○℃ある。

さて、
あなたは何℃の熱があったら仕事を休むだろうか??
以下の記事によれば平均は37.9度だという。

体温37.9度は高いか低いか。何度熱が出たら会社を休む? | ニコニコニュース

似たようなことがショーの世界でも起こる。

どのレベルのコンディションになったらショーを休むか??

これは永遠の課題。個々の価値観にも関わる。
生身の人間なので体調不良も起こすし怪我だってする。
この世界は特に危険と隣り合わせの職場なので判断には慎重さが求められる。

自分も怪我をしてしまった。
膝蓋腱炎症、いわゆるジャンパー膝だ。

ジャンプをすれば痛みがある。歩いてるだけでも痛いことがある。
でも動けないほど致命的に痛みが酷いわけでもなく、膝が腫れているなどの見た目の変化もない。
動こうと思えば動けるし、気合でステージに経つことも出来る。

しかし、ほんとうにそれで良いのだろうか。
考えた末、

自分の中でショーを休む基準を作った。

演技に支障がある

ステージに立つ以上は常に最高の演技を披露したい。
怪我の痛みによって動きが制限されて、思い描く動きができない場合は休む。

観客席から見れば大した差ではないと思う。
なんなら自分以外の誰も気付かないかもしれない。
でも思った通りの動きができない事実に「自分自身」が納得出来ない。
誰にどう思われるより、自分で納得できないで動くことが一番苦しい。

こんな時は潔く休むようにした。

関節の3つ以上が痛い

縄跳びで痛める関節はわりと決まっている。足首と膝だ。
ダブルダッチがショーに入ってしばらくして、両膝と両足首に痛みが走った。

片方が痛いだけなら何とかなる。
マッサージや薬で痛みをごまかし、ステージに立てば痛みは忘れられる。
足首と膝、みたいに2つでも大丈夫。

しかし3つ以上となると話が変わってくる。
動こうとする瞬間に複数に痛みが走ると、どうしても動きをセーブしてしまう。
これは本能なのかもしれない。無意識に動きを抑制して痛みを起こさないようにする。

だがステージの高鳴りは本能すらも凌駕し、痛みを吹き飛ばして縄跳びをしてしまう。
結果ステージを降りると同時に激痛に襲われる。

ここまで行くことは稀だが、防衛本能を無視するのは危険なのだろう。

動かなくても痛みが走る

基本的に自分の怪我は慢性的な傷害だ。
捻挫や骨折、脱臼のように急激な力が加わって起こる怪我とは違う。
そのため痛みの程度としては、これらの突発的な怪我よりも少ない。

しかし時に炎症が急激に悪化し痛みが倍増することがある。
いつもなら特定の動きをするときのみ痛むのが、何をしても痛くなる。
たとえば歩くだけでも痛い、ひどい時には何もしないでも痛みが出る。

体重を掛けない状態で痛みがあるというのは、さすがに問題だ。
この瞬間は外見上の問題がなくとも、身体のシグナルは厳重注意ということ。
つまり無理に動けば怪我の悪化に繋がる可能性が高いのだ。

ショーを終えた直後の痛みはある程度仕方ない。
だが継続する痛みは、身体からの厳重注意。

まとめ

Injured Piggy Bank WIth Crutches

できることならショーを1日たりとも休みたくはない。
無理を押してでもステージに立つことが使命だと信じていた時期もあった。
でも自分が無理をして誰が得をするのだろうか。
むしろ穴を開ける期間が長くなってはいないだろうか。

今日のショーも怪我で休ませてもらっている。
今日という日を楽しみにラヌーバに来ているお客様には申し訳ない。

だが不甲斐ない演技をしてお茶を濁すより、
潔く休養をするのもプロとしての責任なのだと思う。

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