アスリート・スポーツ選手は現役時から『稼ぐ力』を身に付けるべき理由

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photo by The Happy Rower

 

こんな記事を読んだ。

 


人生のうちプロアスリートでいられる時間は良くて3割 – かくいう私も青二才でね

スポーツだけで生活できる人は殆ど居ない。プロ野球やJリーガーは特殊な例で、他のスポーツで競技だけで生活できる人なんて皆無に等しい。それがマイナースポーツだとトップ選手であっても現実は相当厳しい。

 

だがお金がなければ生活できない。
食事や身体にお金を掛けられないようではパフォーマンスを維持できない。

 

また、人生は競技引退後も続いていく。
競技一本でやってきた人がそのままコーチや監督として生き残れるのはごく僅か。

 

だからこそアスリート・スポーツ選手は稼ぐ力を身につけておく必要がある

 

- 実績・経歴・称号があれば稼げると思ってない?

知り合いにも世界チャンピオンとかオリンピック選手はいる。ギネス記録を持っている人もたくさん知ってるし、メディアに取り上げられてるのもしばしば目にする。

 

ただ、これらの実績・経歴・称号だけでは稼げると思ったら大間違いだ。

 

「こんにちは、○○の競技の世界チャンピオンです。」
「お金ください!」
「・・・。」

 

いくら実績があってもワードを発しているだけじゃダメ。価値を生み出し発信する必要があるのだ。

 

一番わかり易い例だと「世界チャンピオンの演技」かな。世界を制した演技は観たい人が多いしだろうし観客も集まる。するとそこに価値が生まれる。また一流選手の教える教室は「体験・経験」という価値を生む。

 

価値が生まれるところにはお金が発生する。

- 世間の目よりも現実の生活

こう書くとお金を稼ぐことばかり考えるな!と思われるだろう。世間は朝も晩も競技のことだけを考えて、寝ても覚めても練習してるからこそ世界と戦える、みたいな幻想を未だに持っている。

 

でも、まず生活しなきゃ競技は出来ない。
お腹が空いてたら良いパフォーマンスが発揮できない!!

 

行政の補助金やスポンサーの補助という選択肢もあるけど、大多数の人はもらったこと無い。しかもその金額だけで生活できるかといえば決してそんなことはなく、生活を営むだけの金額を貰える人は極々一握りである。

 

日の丸背負って頑張ってるんだからもっと補助金を出してくれという思いはあるのだけど、悲しいかな行政にこれ以上期待しすぎるのは得策ではない。何より他人様に頼って生活していること自体がリスクという認識を持ったほうが良い。

 

こんなご時世だ。ある日突然スポンサーが契約解除を突きつけてくる可能性がある。スポンサーに頼りっきりだった場合、明日住む場所、食べるものにすら困ってしまう。東京オリンピックで行政もスポーツにお金を出す風向きではあるけど、それがすなわちスポーツだけで生活できることには繋がらない。それに補助金だっていつ打ち切りになるか分からない。

 

競技を安定して続けるためにも、アスリート個人の稼ぐ力は強い武器になるのだ。

- 引退時に裸一貫はキツい

アスリートはいつか引退する。競技にもよるが30歳から35歳ぐらいには引退の二文字を意識するようになる。

 

ではこの年齢でスポーツしかやってこなかったらどうなるか…。世間を何も知らずに社会に放り出されたらどうなるか…。想像するだけでも恐ろしい。

 

昔、北京五輪で活躍した体操選手が中国国内でホームレスになったという噂を聞いたことがある。スポーツだけしか見てこなかった、この場合は見せてもらえなかった社会の恐ろしさを表している。

 

スポーツだけで生きてきた人が引退したら、それは裸一貫で社会出るようなものだ。これまで価値を生み出してきた「競技」がなくなることで、生活の糧をガラリと変える必要がある。それはアルバイトかもしれないし学校へ通うことかもしれないが、引退したアスリートが急に社会に順応するのは大変だと思う。

だからこそ、現役の時から稼ぐ力をつけておきたい。もしくは情報を持っておきたい。たとえば体育会系に有利な就職先は探せばたくさんある。

しかし、情報を知らなければゼロからスタートを強いられる。

 

いきなり生活できるレベルの収入が得られないとしても、自力で価値を生み出す実地訓練を今からでも始めた方がいい。

- まとめ

全国レベル、国際レベルの選手となれば、やり方次第で十分に価値を生み出すことができるはずだ。せっかくの素晴らしい経験、貴重な体験を引退と共に全て葬り、選手個人の中だけに留めてしまうのは、社会としての損失であると思う。

 

五輪の話を聞かせてほしい。世界選手権の話を聞かせてほしい。
そこであなたは何を考え、いま何を感じているのか。
次世代に与える夢は、アスリートが生み出せる掛け替えのない価値である。

 

またスポーツとは全然関係ない知識や技術を学ぶのも良い。トップに上り詰めるアスリートには集中力という才能がある。引退してすぐに別の事を始めるのは大変だけど、競技と並行して趣味程度に勉強を進めて行けば、スムーズに移行できる。

 

アスリート・スポーツ選手がコーチや監督の言いなりになっているだけ、はもう古い。いち早く広い世界を見て、競技を含めた長い人生を見渡す習慣をつけよう。

 

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この記事を書いてる人


縄跳びパフォーマー 縄のまっちゃん
 ※本名:粕尾将一(カスオショウイチ)

全国の学校やイベントで縄跳びをつかったパフォーマンスや出張なわとび教室を行い、子ども達に運動の楽しさを伝え笑顔を引き出す仕事をしています。

【略歴】
全日本チャンピオン、アジアチャンピオン、世界大会6位。2010年よりシルク・ドゥ・ソレイユ常設ショー「La Nouba」に6年間約2500回の長期出演を果たす。