「底力くん」に会いに行くなら、覚悟して付き合った方がいい

吉本天然素材やAKB48を世に送り出した「夏まゆみ」さんをご存知でしょうか?

彼女は人を育てる振付師として有名な方です。そんな夏さんが世に送り出したエース達が出会っている「底力くん」について著書の中で触れています。

自分に底力があることを知らなければ、「どうせやってもムダだろう」とチャレンジする前からあきらめてしまったり、「いまでも十分頑張っている」と限界より前のレベルで満足してしまったりしがちです。つまり、自分に自信が持てずに足踏みしてしまうのです。それではエースとして輝くことはもちろん、自分の力を十分に発揮することはできません。

 

だから、まずは自分の「底力くん」を知ること!
そうすればあなたは現在よりもっともっと「本気の力」を出せる人になるのです。

出典:エースと呼ばれる人は何をしているのか

限界まで努力をした人にしか会えない底力の存在。底力くんにあったことのある人は、ここまで出来るんだ!と自信を持つことが出来るといいます。

 

底力くんの存在は大切です。しかし安易にお目に掛かると実は危険です。

- 羽生結弦の転倒事故

先日、フィギュアスケートの羽生結弦選手が練習中に不慮の怪我を負いました。衝突直後こそその場にうずくまったものの、スグに立ち上がり本番の演技もやり遂げたというやつです。

 

トップアスリート達はほぼ間違いなく底力くんに会ったことがあります。そして底力くんは時に生命の危険すら顧みないほどに、自身を突き動かしてしまします。

 

この舞台にたつためにどれだけ頑張ったか、多くの人の期待に応えたい、ファンの人を悲しませたくない・・・アスリートの底力くんは並大抵のものじゃない。たとえ本番前に脳震盪を起こそうが関係ありません。

 

- ときに、底力くんは暴走する

アスリートに限ったことじゃありません。以前テレビ番組の「痛快!生きざま大辞典」という番組で落語家の「桂枝雀」さんの特集をしていました。彼はストイックの典型例のような人で、自身の身体を顧みずに笑いに人生を捧げたといいます。

「ストイックに自分を追い込んでいかないと、本当の名人の域にはいけないんだな、と感じる。僕は、自分が無理だと思うときは、どこかで冷静。本当に無理なら無理だという自分はいない」と語った。

出典:笑わせて笑わせて桂枝雀

[林先生の「痛快!生きざま大辞典」 (2014年9月2日放送回) ]の番組概要ページ – gooテレビ番組(関東版)

命がけは何も物理的に危険なだけじゃありません。精神を追い込むストイックさも十分に命を危険に晒す行為なのです。

 

- 底力くんは取り扱い注意

1つのことに限界までチャレンジしなければ、底力くんに会うことはないでしょう。しかしごく一部に「底力くんを暴走させてしまう人」がいるのも事実です。

 

それはアスリートに限らず、物事に夢中になる人、そして責任感を持つ人。彼らは底力くんの暴走させやすい。そんな人が安易に底力くんを呼び起こし利用するのは命を削る危険があります。

 

かく言う自分も底力くんを暴走させてしまった一人。今回の膝の怪我も、本来ならもっと早く休むべきでした。しかしステージに立つ事、その責任や周囲への迷惑を考え、底力くんを暴走させてしまったのです。

 

冷静に考えると、普通に歩くこともままならない状態まで追い込んだなんて、正気の沙汰ではありません。

 

- まとめ

Exhausted

 

底力くんを目覚めさればとんでもない力を発揮できます。本人も驚く成果を出すことしょう。しかしそれはあくまで「ちょっと無理をした状態」だと忘れてはいけません。無理が常態化すれば遠くない未来、必ずどこかにガタが出まず。

 

「死ぬ程頑張って死んだ人は居ない」とは言いますが、本当に死ぬほどやってしまう人だって居るんです。

 

経験として底力くんと一度会ってみるのはいいでしょう。
しかし底力くんは諸刃の剣。出会ってからも付き合い方に注意しましょう。

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この記事を書いてる人


縄跳びパフォーマー 縄のまっちゃん
 ※本名:粕尾将一(カスオショウイチ)

全国の学校やイベントで縄跳びをつかったパフォーマンスや出張なわとび教室を行い、子ども達に運動の楽しさを伝え笑顔を引き出す仕事をしています。

【略歴】
全日本チャンピオン、アジアチャンピオン、世界大会6位。2010年よりシルク・ドゥ・ソレイユ常設ショー「La Nouba」に6年間約2500回の長期出演を果たす。