4歳5歳の幼稚園児に、どうやって縄跳びを教えればいいですか?

Jump ropes
Photo by Andrew Malone

 

昨年、縄跳びに関する質問を受け付ける公式ページ作りました。

shoichikasuo.hatenablog.com

 

嬉しいことに、縄跳びシーズン中はいくつも質問がありました。そこで質問中から特に有益と思われる情報をブログで掲載していきたいと思います。

 

今回は「5歳の幼稚園に通うお子さんにどうやって縄跳びを教えるか?」という質問。縄跳びは小学校の体育のイメージが強いですが、幼稚園によって取り入れてるところもあります。

 

ハッキリ言います。幼稚園児は小学生以上に難しいです。なぜなら発達段階的にまだ未熟ゆえ、複合運動の縄跳びは難しいんですよ。

 

しかし一方で、幼稚園の中には上手に跳ぶ子もいる。一体どうすれば上達を助けることが出来るでしょうか?

 

- 幼稚園児に縄跳びを教えるのは不可能?!

まず幼稚園児の場合、言葉での指示はあまり意味がありません。もっと腕をこうして!とか、もっと高く跳んで!とか言っても、彼らにとって「身体」と「指示」を結び付けるのは大変なんです。

 

大人でも「言ってる事は分かるけどできない!」という経験がありますよね?

 

加えて技術のポイントを的確に指示するのも難しい。腕が遅いと思って早くさせたら、今度は足が遅れて引っかかる。ジャンプが遅いと言えば、縄跳びは置き去りでジャンプに集中してしまう…。

 

なのでここはキッパリ、教えるのを止めましょう。

- 教えるのではなく、寄り添う

幼稚園児が跳ぶ姿を見ると、大人はもどかしくて「あーだ」「こーだ」と口を出します。実はこれが逆効果なんですよね。

 

子どもにとって「縄跳びが跳べること」はさほど重要じゃありません。彼らには今この瞬間が楽しいかどうか?が最も大切。楽しければ集中力も続くし、詰まらなければ1分でそっぽを向きます。

 

大人に口うるさく言われ、自分なりに頑張ってるのに上手くできない…この状態で楽しめると思いますか?大切なのは寄り添う姿勢。彼らを見守り成功や上達を一緒に喜びましょう。これが一番の上達方法です。

 

とかく大人は失敗ばかりに目が行きがちですよね。やれ縄が遅い、やれジャンプが低い。そうではなく「スゴイ!もう一回同じことやってみて!」「ジャンプが上手だね!」といった前向きな言葉を掛けてあげてください。

 

幼稚園児の上達は集中できた時間に比例します。すなわち、大人が寄り添い共に喜んだ時間に比例するのです。

 

- まとめ

自分も幼稚園で教える時、ほぼ専門的な技術は指摘しません。そんな小難しいこと、幼稚園児は求めていません。彼らが求めるものは楽しい時間。楽しい時間を過ごし知らない間に上達させるのが、我々の仕事です。

 

ぜひ幼稚園のお子さんをお持ちの親御さんには、上達を喜ぶ時間を共有していただきたい。彼らがお父さん・お母さんに求めるモノは「明確な指示」でも「教える技術」でもなく「笑顔の時間の共有」ではないでしょうか。

 

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この記事を書いてる人


縄跳びパフォーマー 縄のまっちゃん
 ※本名:粕尾将一(カスオショウイチ)

全国の学校やイベントで縄跳びをつかったパフォーマンスや出張なわとび教室を行い、子ども達に運動の楽しさを伝え笑顔を引き出す仕事をしています。

【略歴】
全日本チャンピオン、アジアチャンピオン、世界大会6位。2010年よりシルク・ドゥ・ソレイユ常設ショー「La Nouba」に6年間約2500回の長期出演を果たす。