20代でリストラされた今、将来に役立つかもと感じてる6つの経験

http://www.flickr.com/photos/53941041@N00/6238256033
photo by HowardLake

 

こんにちは!縄跳びパフォーマーの粕尾将一(@macchan8130)です。

 

先週の発表以降、次に何をしようかとあれこれ考えています。シルクドソレイユのステージに残る道はあるのか、そして日本に完全帰国したら何ができるのか。

 

■関連記事:shoichikasuo.hatenablog.com

 

今の日本はまだ正社員、契約社員という分断があります。しかし欧米式の契約雇用社会に入るのも時間の問題ではないでしょうか。そうなれば新人の20代であっても自分のようにリストラされる可能性があると思うのです。

 

もちろん年齢的に若いのはメリットです。しかし今の日本の雇用形態が変わったときも、同じことが言えるでしょうか。「経験がない若者」に市場はどれだけ価値を見出してくれるでしょうか。

 

今回はこれまでの5年間を振り返って、これは次に繋がるかもと感じている6つの経験を紹介します。

 

- 1.リーダーを経験をした

縄跳びアクトにはダブルダッチがあります。これは二年前にアクト改変計画の最終段階として構想され、現在も実際のショーでやっています。

 

■関連記事:shoichikasuo.hatenablog.com

 

それ以前はソロ同士の演技だったので、二人でコミュニケーションが取れれば問題はありませんでした。しかしダブルダッチは、自分達ソリスト+三人のアーテイストが加わります。

 

新しいチームメイトに一からダブルダッチを教え、演技を構成し、ディレクター提示と期限を考えながらアクトを作ります。この時、自分は「リーダー」を買って出ました。出しゃばったなぁ…と思いますが、この数ヶ月の経験はとても貴重でした。

 

縄跳び大好きな仲間とチームを組むのと、仕事としてチームを組むのでは意味が違います。前者は何もせずともモチベーションを高く維持しやすい。しかし仕事の場合、こちらが積極的に歩み寄らないとモチベーションはみるみる低下していきます。

 

メンバーの不平不満、チーム内のイザコザ、ショー中のミス…。勝手に出しゃばってやったとはいえ、リーダーの立場でこれらの問題に取り組めたのはとても良いチャンスでした。

 

実は去年の今頃、縄跳びアクトのキャプテン*1をしないか?という打診があったんです。でもタイミング悪く膝の怪我の関係で延期になり、今回の一件で立ち消えになってしまいました。

 

それでも、出しゃばりか始めたリーダーがこうして仕事として評価を受けることができたのは嬉しく、自信に繋がる経験でした。

 

- 2.自発的にプロジェクトを進めた

シルクドソレイユのショーで演じるのは縄跳びだけですが、その背後でいろんな取り組みをしてきました。

 

たとえばクラウン・キャラクターへの挑戦。正直、ソリストの立場では勝算は見えませんでした。しかし想いをディレクターにぶつけキャバレーでチャンスをもらったり、師匠である元ラヌーバのクラウン「Balto」にクラウニングの基礎を教わったり、Orkando Balletとのコラボレーション企画でキャラクターを演じたり…。

 

結果的にラヌーバ内でキャラクターになる夢は途絶えました。それでもこの経過で「人に何かをお願いすること」「教わるタイミング」「どうにもならない大人の事情」を身を持って経験できました。

 

■関連記事:shoichikasuo.hatenablog.com
shoichikasuo.hatenablog.com
shoichikasuo.hatenablog.com

- 3.限界まで追い込む経験をした

良くも悪くも、この職場は自分次第です。ショーで求められる演技さえできれば、それ以上も以下もありません。でも自分の性格上、一時期は日々のショーに120%の全力投球をしていました。

 

結果、完璧主義に陥り自分と周囲を苦しめたり、身体がボロボロになるまで追い込んでしまうことに。ですがこの経験を通じ「ここまで行くとヤバイ」という感覚を掴みました。ここまでは踏ん張りがきくけど、こっから先は身体と心が壊れるラインを自覚できたのです。

 

今後別の場所に行ったとしても、シンドい時や苦しい時は必ず来るはず。その時、無謀なやり方で最終防衛ラインを超えない。これは今のうちに知っておけて良かったなぁと感じています。

 

- 4.自力で最後まで解決する度胸がついた

こちらに来た当初、本当に沢山の日本人に助けてもらいました。生活の基盤を作り、ショーに専念できたのもあの当時お世話になった人達のおかげです。

 

英語の喋れる日本人に助けてもらえば、英語を喋る必要はありません。日本人の間で生活をしていれば、大抵のことは助けてもらえます。でもある時、このままじゃ駄目だと気付きました。いざって時に自力で何もできないと気付いたんです。

 

アメリカで嫁が出産した時も日本人に助けてもらいました。でも入院中や退院後の手続き、病院の定期検診など、自分達で切り抜け無ければいけない場面が押し寄せてきたんです。

 

事故って保険会社と怒鳴られながら交渉したり、治療費請求の手違いで何度も保険会社に電話をかけたり、賃貸を自力で探して大家さんと交渉しで引っ越したり・・・。英語が堪能な人なら容易いことでも、自分達には結構なサバイバルでした。

 

しかし言葉や文化の違いを言い訳に面倒くさがっていては、アメリカに来た意味がありません。失敗しても怒鳴られてもやってみよう!!そう考えられる度胸を、アメリカ生活で身に付けられたと感じています。

 

- 5.ブログをやっていた

ブログを通じて知り合った方、ブログを通じて知り得た知識・情報は自分の財産になっています。それは単に「文章が書く」という次元を超えて、ビジネス、考え方、人生をブログから垣間見ているんです。

 

ブログをやっていなければ、他のブロガーの記事を読むこともありませんでした。しかし今は沢山のブログを購読し、面白い生き方やビジネスの取り組み方を学んでいます。

 

また嬉しいことに、出世作の逆上がりの記事をきっかけに「ハフィントンポスト日本版」への転載やWEBメディアへの寄稿、書籍出版の話までいただくように。縄跳びだけをやっていたら絶対に見ることの無かった世界。ブログがその一端を見せてくれました。

 

- 6.結婚していた

どうしても外せません。結婚して息子が居なければ、これほど頑張れませんでした。

 

家にいる時は息子と遊び、嫁と会話をします。その時間を持つことがどれだけ精神的な安定に繋がったか計り知れません。膝の手術、怪我での長期アウト、また来年の契約を失った今。これらの苦労を乗り越えられたのは結婚し家族が居たからです。

 

この5年間で気持ちが折れそうになった回数は数え切れません。一人だったらもっと早くに日本に帰っていたことでしょう。しかし「家族」という想いが、折れそうな心を奮い立たせ、再び明日のステージへ向かう力を与えてくれました。

 

- まとめ

ディレクターによれば、自分の能力と会社内の仕事のポジションが合致すれば、別のショーに移動できるようです。しかしラヌーバ以外で縄跳びアクトのある「Quidam」は2016年2月で終演予定。縄跳びアーテイストが移動するポジションは、事実上消滅してしまうことになります。

 

近い将来、日本も自分のように20代でリストラされる人が出ることでしょう。既にその流れは始まっているのかもしれません。

 

「若者は3年で仕事を辞め転職する」と言われています。しかし今後はその3年を待たずして、仕事を変えざるを得ない状況が発生するかもしれない。

 

自力で生きる力は、誰しもが備えておく必要があるのではないでしょうか。

脱社畜の働き方?会社に人生を支配されない34の思考法

脱社畜の働き方?会社に人生を支配されない34の思考法

*1:アクトに関する周辺的な仕事を解決することでディレクターとコーチをサポートする役割

[スポンサードリンク]

この記事を書いてる人

縄跳びパフォーマー 縄のまっちゃん


「縄跳び」だけで生きているプロの先駆者。

縄跳びを通じ「運動きらい」を減らすため、全国の小学校やイベントでパフォーマンスと縄跳び教室を開催。

→ シルク・ドゥ・ソレイユ「La Nouba」出演
→ 元・全日本・アジアチャンピオン
→ 月間50万PVブロガー(2016年12月)
→ 学校訪問数400校以上