なわとびパフォーマーの仕事論

あなたは「時間がある」という感覚にダマされる

こんにちはー。
縄跳びパフォーマーの粕尾将一(@macchan8130)です。

突然ですが質問です。

あなたに自由に使える「1日」と「1時間」があったとしましょう。それぞれでどのぐらいの好きなコトができると思いますか?

1日あれば朝から小旅行にでも行けそうですよね。近場の海や山に出かけるのもいいですねぇ。1時間だと殆ど何もできそうにありません。テレビ、読書、ドライブをする…ネットでもしてたらあっという間に過ぎてしまいます。

ここからが本題です。その想像はどのぐらい正確ですか?

実は多くの人が「1日にできるコト」を多く「1時間でできるコト」を少なく見誤っていると思うのです。

時間があっても殆どできない

自分は1日もあると、色々できるだろうと想像してしまいます。1日(=24時間)は比較的長い時間ですからね。

・買い物行きたい
・ブログを集中して更新したい
・海に出かけたい
・子どもとどこで遊びたい

パッと思いつくだけでこんなことを想像します。でも実際に行動して達成されるのは、せいぜい1つか2つなんです。

まず何もやることがなければ、朝ゆっくり起きたい。テレビを点けて、飽きたらネットを見て、そのうち適当なご飯を済ませて。結局、さぁ動き出すぞ〜!と思う頃にはお昼を過ぎているなんてコトも。

猶予が無いと集中力濃度が上がる

これが1時間だと短い。変えられない予定があればダラダラ延長もできません。

すると集中力の濃度がグーッと上がるんですよ。なにをするかをきちんと考えていないと、1時間がスグに過ぎてしまいます。まずはこれをして、次はこれをして、こっちは時間がかかりそうだから別の時に置いておいて…。こんな風に、優先順位付けと時間を使う順序を考えるようになります。

時間が短く猶予がないと感じると、やりくりしようと頭を使い始めます。一方で時間が長く余裕があると感じると、時間があるから大丈夫だろうと高を括ります。

もちろん1時間では限界がありますが、集中力の濃度が薄いまま過ごした1日よりも多くのコトが達成できます。自分はこの「集中力の濃度を高めるトレーニング」が大切だと思うのです。

時間がある、というウソ

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photo by Jon Hathaway

時間があるという感覚は、簡単にあなたを騙します。時間があればたくさんのコトができそうです。でも半分は正しくありません。時間+集中力の濃度が無ければ、実際はほとんど何もできないのです。

時間をかければいいモノができるとは限らないのと同じ。あなたがやりたい!と思うことも、きちんと集中していなければ中途半端で終わってしまいます。

スポーツの練習、勉強、習い事・・・どれも長い時間を掛ければ上達するのではなく、集中力の濃い状態で過ごした時間が増えるから上達するのです。3時間の談笑練習より、そりゃ30分の真剣な素振りのほうが上手になります。

時間をかけているのに上達しない、思うような成果が挙がらないという人は一度、集中力の濃度を確かめてみてください。