イチロー選手や高嶋政宏さんが活用する「ルーティン化」の意外な落とし穴

こんにちはー。
縄跳びパフォーマーの粕尾将一(@macchan8130)です。

ここ数日で続けて「ルーティン」に関する番組と記事を読みました。

ひとつ目はアナザースカイの2015年10月30日に出演されていた「高嶋政宏さん」の逸話。番組の中で高嶋さんは「1000回以上も同じ舞台を続けられたコツはイチローさん状態」とおっしゃっていました。

another sky-アナザースカイ-
エリザベート (ミュージカル) – Wikipedia
※2000年〜2012年まで暗殺者「ルキーニ役」で出演、約1000回の公演を無欠勤

ストレッチ、筋トレ、公演、帰宅、睡眠、こうした一連の流れをルーティンにしたことで、集中力を切らさずに1000回もの公演をこなしたそうです。

イチロー選手のルーティン化は有名で、昼食にカレーを食べるとか球場に入る足まで決めてるとか…。新人が時計代わりにするほどの緻密なルーティンが作られていると言います。

イチローの試合前のルーティンは、選手によっては、時計代わりになると口にするほど時間に正確だが、初めてそれを目の当たりにするルーキーには、なにかと刺激的だったようだ。

引用:イチロー、ルーティンの柔軟性と野球哲学 :日本経済新聞

自分も5年間で2000回を越えるショーに出演してきました。ステージに立つまでの動きはかなり細かくルーティン化されています。

このように、よくルーティン化のメリットは語られます。でも実はルーティンにすることのデメリットもあるんですよ。

ルーティンは安心感を創りだす

いつも同じリズムで同じ時間の過ごし方をすると、気持ちが安定します。これがいつも流れだ、この感じで高まっていくんだ。身体を動かしながら心を準備している状態です。

しかし、裏を返すと「いつもと違う状況」に弱いんですよね。

たとえば自分は15時にシアター入りします。でも渋滞に巻き込まれれば時間がズレます。ルーティンが崩れます。心の準備が追いつかなくなります。

意外とこの弱点について語られないんです。さらにこれは「ルーティン」に頼り変化を嫌う方向に進むキッカケになるのです。

ルーティン化は飽きを生む

同じ流れで集中力を高める。この効果は自分も肌で実感しています。ただそこは人間。ルーティンそのものにも次第に飽きていくんです。

ショーで集中力を維持するのも大切。でも同じぐらい「飽きない工夫」も大切なんです。10回や20回ならいいですけど、2000回となれば話は変わってきます。今日も明日もその次も。

ここで重要なのが思い切って「ルーティン」を変えることだと思うのです。先ほど上げたイチロー選手の記事にもこのような記述がありました。

ちょうどヒットの出なくなった時期と重なるような気もするが、体の声を聞きながら、それが何年も続くルーティンであっても柔軟に変えていくのは、イチローらしい。

軸となる部分は変わらないが、枝葉となる部分に関しては、体の欲するままにアレンジしているということか。

引用:引用:イチロー、ルーティンの柔軟性と野球哲学 :日本経済新聞

ルーティンに振り回されない

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作業や仕事をルーティン化するのにはメリットがあります。しかしルーティンに頼り始めたら黄色信号。いつも通りのルーティンがこなせないと集中力が高まらない。決まりを作れば破るのが怖くなります。変化が怖いからです。この状態はハッキリ言って脆い。

5分や10分のズレはいくらでも起こります。予期せぬミーティングや呼び出しもあります。たまには自ら思い切ってルーティンをぶち壊してみましょう。意図的にルーティンを変えると、新鮮な緊張感が生まれます。この新鮮さがマンネリや集中力の低下を防ぐと思うのです。

イチロー選手は何年も続けたルーティンをあっさり変えてしまうといいます。きっと高嶋政宏さんも12年間の間、何回もルーティンのマイナーチェンジをしたことでしょう。

ルーティンとは「決めた流れに従うだけ」ではなく、創っては壊してを繰り返し続ける活動なのだと思います。

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