生涯賃金という考え方:その仕事、本当にその値段で受けていいの?

こんにちはー。 縄跳びパフォーマーの粕尾将一(@macchan8130)です。

 

パフォーマーには「いずれ仕事ができなくなる」という覚悟があります。年齢と怪我には勝てません。技も体力も、時間の経過とともに衰えていきます。怪我に悩まされるケースも増えることでしょう。

 

悲しいかな、パフォーマーという仕事の宿命ともいえます。

 

でもこれパフォーマーだけに限ったことじゃありません。あなたの能力や技能は、いつが旬でしょうか?変化が早い世の中と言われています。1年後、5年後に同じ能力が使えるとは限りません。

 

多くの人がきっと頭では理解してるはず。でもリアルな緊迫感がある人って少ないと思うんです。

 

よくパフォーマーは「生涯賃金」の話題があがります。これは稼げなくなる時までの分を視野に入れて、いまの仕事を考えるという意味。

 

パフォーマー以外にも、この考え方は他人事じゃないと思うのです。

 

1. いつ稼ぐかを考える

 

パフォーマーにとって稼げるのは「演技ができる時代」です。演技がもっとも価値を提供できるのです。

 

では演技ができる時代は何年間あるでしょうか。たとえば20歳でデビューして40歳までパフォーマーといて頑張ったとします。通算で20年間。身体を酷使するジャンルであれば、40歳まで頑張れれば御の字でしょう。

 

では20年間で稼げる金額はいくらなのか。日本人の平均生涯年収を見ると、

 

▶出典:サラリーマンの生涯年収・生涯賃金特集-年収ラボ

 

たとえば大卒の人が金額を20年間で稼ぐとなると、

 

2億5000万 ÷ 20 = 1250万(104万)
2億0000万 ÷ 20 = 1000万(83万)

 

これだけの年収を稼ぐ必要があります。さらにカッコ内は月収です。これだけ稼がないと、動けなくなった時にけっこう厳しいんです。

 

2. あなたの年収相場はどのぐらい?

 

では、本当に年収でこんな金額を稼げるのでしょうか?参考までにMIIDAS(ミーダス)

というページで無料で年収相場を調べてみました。

 

MIIDAS(ミーダス)

 

30歳男性、大学院中退あたりの情報を入力して出た結果がこちらです。

 

想像通り半額以下ですよね。そもそも1250万円も貰うなんて総人口の数パーセントです。

 

こうやってみると、20年しか働けない計算で生涯賃金を考えるのは・・・かなり難しいですよね。これが現実なんですよ。パフォーマーはこの事実を噛み締めながら、今日もステージに立ってるんです。

 

でもこれは他人事じゃありません。

 

仕事が無くなる危機感は会社にいると薄くなります。では突然、来年から仕事が無いと言い渡されたら…あなたはどうしますか?

www.shoichikasuo.com

 

3. 年収も長いスパンで計算

残念ながら、10年後に同じ年収が貰えてる保障はありません。では今どれだけ稼ぐ必要があるか。生涯賃金の考え方で逆算するんです。あと何年は同じ仕事ができそうなのか。じゃ具体的にその期間でいくらを稼ぐ必要があるのか。

 

年間でいくら稼ぐ必要があるかが分かれば、月収の目安が付きます。さらに仕事ができる日数・回数で割っていけば、一回の仕事でどのぐらいの報酬を貰う必要があるかがわかるのです。

 


▶年収1250万円が必要
=>月収だと平均104万になる
=>毎月20日働く計算
=>1日あたり5.2万を稼ぐ仕事が必要!!

 

こう考えると安売りはできなくなりますよ。もっとも価値ある稼げる時期に安売りしたら、それ以上に稼げるタイミングなんてやってきません。

 

パッと見て「高いかなぁ…」と感じる金額も、長いスパンで計算すると答えが変わってくるのです。

 

4. おわりに

http://www.flickr.com/photos/68751915@N05/6722541653
photo by 401(K) 2013

 

パフォーマンスには明確な価値基準があるわけじゃありません。買ってくれる人がいればそれが価値になる。これは他の技能・能力でも同じことです。

 

スマホのアプリが作れる技能、子どもに縄跳びを教える知識、最適な物件をお客さんに提案する能力。いずれも明確な基準があるわけじゃありません。あくまで雇用主が取り決めてる「販売価値」で引き受けてるだけなんです。

 

売れないのも問題ですが、安すぎるのも問題です。

 

その仕事、本当にその値段で受けていいんですか?

 

▶参考ページ

MIIDAS(ミーダス):市場価値から、あなたの本当の価値を見いだす

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記事を書いてる人


縄跳びパフォーマー 縄のまっちゃん
 ※本名:粕尾将一(カスオショウイチ)

全国の学校やイベントで縄跳びをつかったパフォーマンスや出張なわとび教室を行い、子ども達に運動の楽しさを伝え笑顔を引き出す仕事をしています。

【略歴】
全日本チャンピオン、アジアチャンピオン、世界大会6位。2010年よりシルク・ドゥ・ソレイユ常設ショー「La Nouba」に6年間約2500回の長期出演を果たす。