中高生にホンモノのサーカスを届けたい。現代サーカスショー創作プロジェクトを始動します。

こんにちは!縄跳びパフォーマーのまっちゃん(@macchan8130)です。

みなさんは現代サーカスをご存知でしょうか。シルク・ドゥ・ソレイユに代表されるような、動物を使わない人間だけで行うサーカスのことです。ダンスやオペラ、他にもたくさんの要素を取り入れてることから「アートサーカス」という表現もされますね。

自分、現代サーカスのショーを創作するプロジェクトを始動し始めました。

なぜいまさらサーカスなのか?

すでに日本にもシルク・ドゥ・ソレイユが上陸して10年以上、さまざまなショーやサーカスが日本でも作られてきました。なかでも京都のギアは常設で定期公演を行う先駆けとして、高い評価を得ています。

これだけサーカスや舞台が揃っている中、なんで今さら新しく創作を行うのか。ここには大きく3つの理由があるんです。

継続的に行えるショーは、ほぼ無い

現代サーカスの発信を謳っている団体や組織はいくつかあります。瀬戸内サーカスファクトリーは日本で最も有名な拠点です。

しかし、様々な事情で継続的にショーを上演するのは難しいんですよね。

なにより発表する場がありません。劇場や舞台を借りて自主公演を行うには多額の資金が必要です。ハコを借りる資金、舞台装置、照明や音響、さらにアーティストへのお支払。これらをすべて賄うには膨大なお金がかかってしまう。

自主公演でこれらすべてまかない続けるには、チケットを安定的に売り続ける必要があります。でもこのご時世、チケットがそう簡単に売れるわけじゃありません。

だからこそ継続的に続けることを目標にしたショーを作ろうと考えました。

同じ場所で発表することもしません。いきなりチケット販売に奔走する自主公演はしません。中学校や高校の芸術鑑賞教室に、サーカスを持ち込むのです。

中高生に見せるサーカスにしたい

新たに作るショーは、中高生にホンモノを届けることを目指して創作しています。

継続的にショーを行うとして、誰に見せるのかは最も大切なこと。大人に娯楽として見てもらうのも良いですが、自分的には次世代を担う若者にこそサーカスを見てほしいんです。だからこそ、中高の芸術鑑賞教室で発表したいんですよ。

なにもサーカスアーティストになって欲しいわけじゃありません。でもサーカスリング(舞台のこと)の中には、彼らに届けたいメッセージが詰まっているんです。

  1. 一つのコトへ愚直に突き進む勇気
  2. 仲間との信頼
  3. 好きを仕事にする現実
  4. 極めることで見える美しさ

アクロバットをしてすごいね、で終わるのがサーカスじゃないんです。命がけの演技には仲間との信頼が不可欠です。

絶対に離さない、絶対に怪我をさせない。

この強い想いと信念がなければサーカスは成り立たない。強い信頼関係があってこそ成り立つのがサーカスです。こうした人とのつながりを中高生に知ってほしいですよ。

またサーカスアーティストは一つのことを目指して愚直に取り組む天才。ジャングルジムで遊び回る子供のように、自らの身体と戯れる中で作品ができあがっていくんです。好きなことをトコトンやり続けて、極めた人々。この空間に生まれる「美しさ」はサーカスでしか表現できない価値だと考えています。

若手サーカスアーティストの雇用を守りたい

日本にはすぐれたサーカスアーティストがたくさんいます。

しかし残念ながら彼らを正当に評価し、サーカスが仕事にできる土壌が日本にはまだ整っていないんです。だから結局は海外のショー、シルク・ドゥ・ソレイユに殆どの人が流れていってしまうんです。

シルク・ドゥ・ソレイユに出演していてた人間として、この現実は悔しいんですよ。

たしかにシルク・ドゥ・ソレイユは世界的に評価された企業ですし、素晴らしい作品もたくさん作っています。でもこれだけ優れたアーティストがいるんだったら、日本だって負けないぐらい素晴らしい作品をつくれると思うのです。

男子新体操やダブルダッチが海外から高い評価を受け、鳴り物入りで世界の舞台で活躍している現実。なぜ日本で評価をして、日本から世界に発信できなかったのか。悔しくてなりません。

現代サーカスの創作プロジェクトを通じ、こうした若手の優秀なサーカスアーティストが活躍できる場を作りたい。溢れる才能を存分に発揮できる舞台を用意して、彼らとともに「日本のサーカス」というブランドで戦っていきたい。

あのシルク・ドゥ・ソレイユだって、スタートは数名の大道芸人でした。おなじように志を共にする仲間と一緒に、小さくスタートするんです。いきなり大きく打ち出すのではなく、小さなプロジェクトとして走り出す。観客とアーティストの双方に魅力あるショーを創作することで、人が集まれる拠点を創出しようと考えています。

スタートこそ小さなプロジェクトかもしれませんが、目線はすでに世界を向いています。

新作ショーの展望

新作ショーのタイトルは「Laboratoire du Cirque(ラボワトワール・ドゥ・シルク)」。

日本語に訳するとサーカスの研究所です。これまで演じられてきた作品にこだわらず、新たな価値観や挑戦をいとわない。研究所として挑戦を続ける創造者を目指しています。

作品は完成を目指すものです。しかし完成したら終わりじゃないんですよね。毎回のお客さんは変化します。アーティストの感覚や身体も変化していきます。これらをひっくるめて、新たな生き物として進化の歩みを続ける必要があるのです。

ラボワトワール・ドゥ・シルクは中学校・高校の芸術鑑賞教室でホンモノのサーカスを届けます。公演回数は1回や2回じゃありません。学校がある限り全国どこでも出張します。

しかし学校訪問にも限界があるんですよね。自分の学校に来てくればければ、子どもたちに診てもらうチャンスがないんです。そこで将来的には学校で公演する内容を一部アレンジして、自主公演として一般の方に見ていただく機会も検討しています。とはいえ、まずは子どもたちに見てほしい想いが強いので、あえて中高生を特別割引で招きたいと考えています。。

  • Laboratoire du Cirqueを創作する
  • 全国の中学校・高校の芸術鑑賞教室で上演する
  • 一般向けの自主公演を行う。
    ※ただし、中高生は特別割引

彼らにホンモノのサーカスを通じて「何か」を感じてほしい。進路や人間関係で不安定な時期にある彼らにこそ、サーカスが届けられる価値があると信じています。

創作をスタートするために

Laboratoire du Cirqueのプロジェクト構想が立ち上がったのが去年の秋。最初に立ちはだかった壁が「アーティスト」を集めることでした。

国内には多くのサーカスアーティストがいます。しかし多くの人が日の目を見ないままに引退、もしくはひっそりと活動しているんです。素晴らしい才能を持っている人材も名前も知っているのに、探すのが一苦労なんです。

地道に知り合いや友人のつてで情報を集めて繋いでもらい、熱心にプロジェクトの説明をする。創作するにもアーティストがいなければ作品は創れませんからね。それはそれは必死に駆け回って、何人もの人に連絡をして繋いで貰ってを繰り返しました。

さらにに出てくるのが作品の創作資金です。

いくら素晴らしい才能を集めたところで、彼らを活かす創作ができなければ宝の持ち腐れ。作品を創るスタジオ、スタジオまでの交通費、食事、すべての創作活動にかかる経費を諸々を合わせると、どんなに安く見積もっても30万は必要です。この金額を自腹だけで集めるのは決して簡単じゃありません。でもプロとして、彼らをボランティアで搾取することは絶対にしたくないんです。

なのでいま、何とか彼らと共に創作できる環境を整えるべく自腹を含めて資金と仲間を集めています。

この創作にご賛同いただける方、興味のある方はぜひ一度ご連絡ください。

一緒に「Laboratoire du Cirque」を創りましょう。

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