なわとびパフォーマーの仕事論

TED x TSUKUBAにスピーカーとして登壇。ブログx縄跳びの話をしてきました。

こんにちは!縄跳びパフォーマーのまっちゃん(@macchan8130)です。

2017年5月14日に、ご縁あってTEDxTsukubaにスピーカーとして登壇しました。

Photo by ©Shunya Asami
TEDとは?

価値あるアイデアを広めよう(Ideas Worth Spreading)という理念の下、TEDは1984年にアメリカ西海岸でスタートしました。TEDの名称は、Technology Entertainment Designの頭文字に由来し、これらの要素により新しい未来が形作られるという設立当初の予見に 基づいています。
現在ではあらゆる最先端のアイデアを発表するイベントとして、著名、無名を問わず、世界中から価値あるアイデアを持つ人々を 講演者に迎えた刺激的なイベントを毎年開催しており、世界に最も影響を与えるイベントの一つとして、確固たる地位を築いています。
引用:TEDxTsukuba

公式ページTED: Ideas worth spreading

このコンセプトをもとに、自分は2015年にシルクドソレイユをリストラされてからの1年間の話をしました。

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大企業が守ってくれない時代に

Photo by ©Shunya Asami

シルクドソレイユは大企業です。世界で22の公演をしていますし、世界的にも有名になサーカス集団です。

ぶっちゃけ2015年の契約満了はリストラでした。

仕事の上で大きな問題があったわけじゃありません。パフォーマンスに問題があれば1年ですぐにクビになっていたはずです。あくまで企業側の意向、演目の交換がリストラの原因だったんです。

どれだけこちらがいい演技をしていても企業が守ってはくれません。というよりも企業に守ってもらおうとする発想こそがヤバいんですよね。

これだけ変化が速い時代なので、新しいものはすぐにマネされます。シルクドソレイユもこれだけ世界中で展開していれば否が応でもほかの団体にマネされる。そして同じようなジャンルが増えて競争が激しくなる。古いものは淘汰され、いいものが残るのは自然流れですよ。

だからこそ企業もビシバシ変化していかなきゃいけないし、従業員を守ってばかりもいられないんですよね。

好きを仕事にしてはいけない?

一昔前は「好きを仕事にしてはいけない」と言われていました。好きなことを仕事にすれば嫌なことも引き受ける必要がある。これを一番好きなことでやってしまうとシンドイから、好きなことを仕事にするのはやめておけという話です。

でもこれって企業が守ってくれた時代の話なんですよね。

いまは世界的に有名な企業であっても守ってくれません。ブラックだとかホワイトだとかいう次元を超えて、変化に対応するために仕方ない。だからこそいまは「好きを仕事にしないのは時代遅れ」なんです。

好きへの高い熱量が人を動かす

Photo by ©Shunya Asami

シルクドソレイユをリストラされてから、自分は必死にもがきました。

なかでも一番頑張ったのがブログです。そう、このブログがあったことで自分はいまプロのパフォーマーとして生き残れたんです。

縄跳びに対するあふれる思いを記事に書きました。練習法や子供に対する思い、体育やスポーツに対する考え方を記事しました。こうした高い熱量の記事が、ブログを通じて多くの人の目に触れたんです。

今はブログを通じて自分を知ってくれた人々に助けられ、さらにお仕事をもらうようになっています。今の仕事のほぼすべてがブログ経由です。スポンサーいただいてるノマド的節約術の松本さんとの出会いもブログからでした。

これからの時代は個の熱量やエネルギーが必要な時代です。好きを仕事にしないのは時代遅れなんです。

TEDxTsukubaで伝えたかったもう一つのこと

Photo by© Shunya Asami

今回のお話をもらって伝えたかったのは「好きを仕事にしないのは時代遅れ」でした。そして裏テーマとしてブログの持つ大きな力に気付いてほしかったんです。

いまだにブログで仕事依頼を受けているというと驚かれます。ブログを知っていても、活用方法がまだまだ認知されてないんです。

これからブログのとらえ方や考え方が変わって、もっと多くの人に個人の熱量を伝える手段を得てほしいと考えています。

改めて関係者の皆様、今回はTEDxTsukubaという機会をいただきありがとうございました!!