構成力とはなにか?「みんな初めから最後まで見てる」は幻想

こんにちはー。縄跳びパフォーマーの粕尾将一(@macchan8130)です。

自分は文章を書くのが好きです。ブログの更新が続いてるのも、純粋に文章を書いてる瞬間が好きだからなんですよね。なので文章に関する書籍は気になります。とくに文章力・構成力については興味津々。

色んな本は読んだんですが、文章力はなにか?と言われると明確に答えてくれません。文章は短くしろ!「が」の使い方に注意!みたいなテクニックはあるんですけど、じゃ何をもって良い文章なの?に答えてくれない。

やっと見つけました。この本はズバっ!と定義してくれました。しかもこの定義は「パフォーマンス」を構成するときにも重要な視点だと思うのです。

新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング (できるビジネス)

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1. 目標がないと進めない

この本では良い文章=最後まで読んでもらえる文章(完読)と定義しています。どれだけ文学的な表現でも最後まで読んでもらえなければ、ここでは良い文章とは言えません。

練習は目標が無ければダメです。闇雲にトレーニングしても遠回りになるんです。テクニックも必要ですが、それはあくまで目標に近づくための手段。

文章の完読について詳しい内容は著書に譲りますが「完読」の考え方はパフォーマンスにも重要な視点。演技を最後まで観てもらえるか?は見落とされがちな視点だからです。

精魂込めた演技も、人に観てもらえてはじめて評価対象になります。どこか我々は「披露さえすればみんなが観てくれる」という幻想がを抱きがち。

ぶっちゃけ、大会観戦の人は知人チームか有名人以外ほとんど見てくれません。あなたの演技を観るメリットを想定できないからです。あなたの2分30秒の演技より、今のうちにトイレに行って知り合いの演技に備えたい。

想像しただけでも悲しいですよね?

だからこそ多くの人が意識してほしい目標なんです。

2. 構成力は「演技」に通じる

良い演技の定義は曖昧です。

世界レベルの技を成功させることか、拍手か、はたまた誰かを満足させることか。文章と同じで目標が定まらないと方向性が見えませんよね。

ここでぜひ一度、最後まで演技を観てもらえる「完観」を目標にしてみましょう。完観とは最後まで演技を観てもらえる事を意味する造語。途中で飽きて集中を逸らさないような構成力を意味します。

たとえば演技完観に一番の強敵は「スマホ」です。演技中のちょっとした間延びやダレでスマホに負けます。スマホをみるのに10秒も掛りませんから。

また他の観客の出入り、ステージ後ろの些細な動き、突然の物音、こうした完観を妨げる敵達と闘わなければいけない。

最後まで見てもらえるという空想が崩れてはじめて、技やアピールだけは不十分だと理解できるのです。

3. 羅列は構成じゃない

演技には構成が必要です。しかし実際には技を羅列してるだけの演技も頻繁に見かけます。

技自体は素晴らしいんです。難しいことやってるんだなぁと思います。でも最後まで見る前に飽きてしまう。なぜなら観る人の視点に立った構成をしておらず、単に技を羅列してるからです。

演技には意図が必要です。この技を見てほしい、この動きを観てほしい。これらの意図を伝わる形に整え、気持ちを離脱させず最後まで見てもらう(=完観)のが構成力です。

むやみに技を羅列しているだけでは観客には伝わりません。人の集中力は、単調な刺激では30秒もすれば切れてしまうのです。

4. おわりに

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photo by < J >

完読の考え方はやパフォーマンスにも重要な視点です。いくらあなたが心血を注いだ作品だろうとも、人に観てもらえてはじめて存在できるのです。

この意味で、構成力は人に伝える流れを整える様々な事に通じます。カッコイイもスゴイも刺激です。単調に続けば観る人は飽きてしまう。

ダブルダッチ界ではミスのない演技を完デモと呼びますが、今後は最後まで演技を観てもらえる構成「完観」の概念も加わってほしいですね。

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記事を書いてる人


縄跳びパフォーマー 縄のまっちゃん
 ※本名:粕尾将一(カスオショウイチ)

全国の学校やイベントで縄跳びをつかったパフォーマンスや出張なわとび教室を行い、子ども達に運動の楽しさを伝え笑顔を引き出す仕事をしています。

【略歴】
全日本チャンピオン、アジアチャンピオン、世界大会6位。2010年よりシルク・ドゥ・ソレイユ常設ショー「La Nouba」に6年間約2500回の長期出演を果たす。