子どもは本当に「上達」を望んでいるのか?

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こんにちはー。 縄跳びパフォーマーの粕尾将一(@macchan8130)です。

いつもパフォーマンスでは「体験コーナー」や「縄跳び教室」を同時に開催します。

縄跳びは子どもにとって、見るだけじゃなく自分がやってる運動なんですよね。ゴールデンウィークで出演している「富士急ハイランド」でも毎日のショーのあとに体験コーナーをやってます。

縄跳びといえど、上達する練習には時間がかかります。たとえ一回できたとしても安定するまでに反復練習が必要。これは他のスポーツにも言えることですが、地道な練習でしか上手くなる道はありません。

しかし!この練習を全ての子どもに当てはめるのは、ちょっと違うと思うんですよね。

1. 上達と勝負ばかりを達成感に結びつける危険性

スポーツと子どもを語るときには、よく「達成感」という言葉が使われますよね。難しい技を克服したとか、チームで勝利を目指したとか。

たしかにこれも大切な要素だと思うんですけど、チョット偏ってるんですよね。実際には達成するまでに挫けてしまったり、目標に届くことできずに姿を消していく子どもも多いはずですよね。

自分も中学高校時代に卓球をやってました。試合にも出ましたけど地区予選敗退ばかりで、勝てても1-2回というレベル。この意味では達成感を感じたのは6年間を通じて地区大会でベスト32に残ったときだけでした。

そう、上達や勝利に関係する達成感を感じられるのって、大多数の人にとって本当に限られた回数なんです。上手な人はバシバシ達成感で埋め尽くされてて、あまり上手じゃない人は片手で足りるほども得られない。

目指すのは良いんですけど、全員の達成目標に掲げてしまうのは危険だと思うのです。

2. 子どもは本当に上達したいの?

体験コーナーで縄跳びを教えてるとよく感じます。この子たち、上手になりたいわけじゃないんだなぁって。

砕けて言えば縄跳びパフォーマンスを見てテンションが上って、一緒に縄跳びしたいだけなんですよ。二重跳びの回数を伸ばしたいとか、交差とびができるようになりたいという子どももいるでしょうけど、実は少数派。

大多数はシンプルに縄跳びが跳びたいだけ、なんです。

さらにいえば、縄跳びが上手な人に見てもらいたい、お父さんお母さんに見て貰いたい(ほめて欲しい)と思って参加している子どもが多いんです。

3. ちょうどいいのは、今できるプラスα

楽しさを伝える場で縄跳びを教えるとき、自分は「今できること」を教えています。前とびが出来るなら、片足跳びやかけあしとび。すでに子どもが持っているモノを別の方向に活かしてあげるんです。

二重跳びや三重跳びを教えることもできます。しかしたった20分〜30分で急激に上達させることはできません。

だったらまずは「意欲」を持ってもらうこと。今日限りじゃなく明日も来月も、運動を続けてもらうこと。続けてもらえば、難しい技もできるようになるんですから。

運動をする理由は「上達するため」だけじゃなくて良いと思うんですよね。

体を動かすこと自体の楽しさ、そして誰かに認めてもらう体験。上手にならなくてもやり甲斐を得ることはできます。