海外在住の家庭が子どもに英語を教えなかった、切実で深刻な理由。

こんにちは!シルクドソレイユ出演で5年半ほど海外在住していました、縄跳びパフォーマーのまっちゃん(@macchan8130)です。

うちの息子はアメリカで生まれました。するとたまにお子さんはどっちの言葉を喋るんですか??と聞かれます。答えとしては全く英語がしゃべれない、なんならまだ日本語もあやしい・・・なんですけどね。

でも自分達はあえて息子に英語を教えないように努力してきました。家でも極力日本語を使うように意識してたんです。

子どものバイリンガルは手放しで喜べない

英語を教えなかった大きな理由として、息子には日本語を第一言語にしてほしかったから。だって子供と日本語でコミュニケーションが取れなかったら寂しくないですか?

事実、我が子と母国語でコミュニケーションが取れない家庭は少なくないんです。

シルクドソレイユだとロシア語圏のアーティストが多かったんですが、両親の母国語はロシア語にも関わらず、子どもの第一言語が英語になってしまったと大勢が嘆いていました。

そう、子どもは環境によって第一言語があっという間に形成されてしまうんです。

小さい身体に言葉が渋滞する

うちの息子は言葉が出るのが遅い方でした。理由の一つに周囲が二重言語だったからだと思うんです。

子どもが言葉を発するまでに「言葉のプール」が必要だといいます。日本語なら日本語をたくさん貯めていき、ある所で言葉が溢れてくるのだとか。

これが二重言語環境だと遅れるんです。しかも「思考言語」が定まらないデメリットもあります。

あなたの心の中の声は何語ですか?ほとんどの人は母国語ですよね。でも二重言語の環境にさらされると、思考をするための母国語を定められない。するといつまでも「考えるための言葉」が見つからないんです。

将来、子どもに苦労をかけるかもしれない

思考言語が定まらない、そして発語が遅くなるなどもさることながら、母国語は大きなアイデンティティになるんです。

自らがどこから来て、どこの所属で、どこの人間なのか。これらのアイデンティティの一つに「どんな言葉を喋るか?」が密接に関わっています。

国際結婚では常に議論されるテーマでもあります。この子は、どこの言葉を喋るか。これはつまり「どこの国にアイデンティティを求めるか?」という切実で深い問いなのです。

言語は便利な道具、だけではない

国際化の煽りを受けて小学校の英語教育が始まったり、インターナショナルスクールの人気が高まっています。

たしかに英語は喋れれば便利ですし、仕事の幅も広がることでしょう。しかし子どもにとっての言語は便利以上の重要な意味がある。あなたが苦労したからと言って「子供には国際化社会で苦労なく英語を〜」というのは、賛成できません。

とりわけ幼少期は吸収が早い分、上記のロシア人アーティストのような結果になることも。

英語を学ぶなら多少の苦労をした方がいいですよ。苦労した方が身につきますし、サバイバル力があります。

良かれと準備した英語環境が、思わぬ結果を招くかもしれませんので注意してください。

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