出張の持ち物

スマホ遠隔操作なら、音楽・カメラにも使える「Media Button」が便利

こんにちはー。縄跳びパフォーマーの粕尾将一(@macchan8130)です。

自分はパフォーマンス中に音楽を使います。無音で跳ぶよりもBGMがある方がお客さんにも楽しんでもらえますからね。

そのため演技は基本的に音楽に合わせて構成してます。ただ・・・どうしても流しっぱなしじゃ限界があるんですよ。

たとえば自分のタイミングで呼吸を整える6重跳びのときは音楽を止めたい。しかし、ステージ上に立ったまま一度音楽を止めてスタートさせる、のは難しいです。無音を入れて秒数で計算して…というのも現実的じゃない。

他にも、演技のスタートで一番初めから曲をかけるとき、お客さんコラボで時間が読めないときなど、音楽の操作が必要な場面は案外多いんです。

パフォーマーの先輩でもある「大道芸人Kei」さんに、この問題の解決方法を教えて頂きました。

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BluetoothでiPhoneを操作せよ!

ステージにいながらにして、演技に合わせて音楽を自由に操作する。こんな夢のようなことができるアイデアが「Bluetooth」です。

Bluetooth

数mから数十m程度の距離の情報機器間で、電波を使い簡易な情報のやりとりを行うのに使用される。2.4GHz帯を使用してPC(主にノートパソコン)等のマウス、キーボードをはじめ、携帯電話、PHS、スマートフォン、タブレットでの文字情報や音声情報といった比較的低速度のデジタル情報の無線通信を行う用途に採用されている。

iPhoneやiPodを音源にして、ポケットにリモコンを忍ばせておくんです。早送り・ストップ・巻き戻しといった簡易的な操作ができれば十分ですからね。こうすればステージに立ちながら音楽を止めたり、良き所でスタートさせたりできます。

Media Button SATECHI社製を購入してみた

大道芸人Keiさんにおすすめされた翌日には「Satechi サテチ Bluetooth ボタンシリーズ (メディアボタン)」をポチッとしました。

Satechi サテチ Bluetooth ボタンシリーズ (メディアボタン)

本当はiJETという別のアイテムを紹介してもらったんですが、どうしても見つけることができず…。

基本的な機能が同じMedia Buttonを使うことにしました。

iPhone6でMedia Button遠隔操作をしてみたレビュー

Amazonプライムのお急ぎ便でお願いしたので翌日には手元に到着。さっそく色々使ってみました。

遠い距離での操作

まず一番大切なのは操作の感度ですよね。パフォーマンス中は音響から距離が離れることもあるので、ある程度距離を離れても使えるかが重要です。

パフォーマンスラボのシアターでやってみた結果、約10mほど離れてもほとんどタイムラグなしで使用できました。再生、ストップ、送り、戻し、どのボタンも問題なしですね。

Media Buttonを見ないで操作できるか?

もう一つ必要なのが、実物を見ないで操作できるかです。演技中は客席から目を離せないですからね。

この点は少し難あり。表面が滑らかすぎで、触っただけじゃどこになんのボタンがあるかが分からないんですよ。本番で使う時はシールやテープを貼って、触っただけでどこを押せばいいか認識できるような工夫が必要です。

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ビニーつテープを小さく切ったものを張りました。これだけでも指で触った時に十分場所が判別できます。あ、いくつも張り過ぎるととっさに判断できないので、多くても二つまでにした方がいいですよ!

こんな使い方もできる!!編

おまけとして、Media Buttonはこんな便利な使い方もできるよ!というネタを紹介します。

カメラのシャッターを切れる

音楽再生ようのリモコンですが、真ん中の再生ボタンを押すとカメラのシャッターも切れます。

演技の練習動画を撮影することってありますよね?この時、毎回スマホでボタンを押してから立ち位置に移動するのは面倒くさい。Youtubeにアップするにもちょっとだけ編集する必要がありますしね。

Media Buttonを使えば立ち位置についたまま録画スタート、その場で録画終了ができます。

車のハンドルに取り付けられる

ドライブ中にスマホの音楽を聞く人も多いですよね。自分もN-BOXで頻繁に長距離運転をするので、音楽は欠かせません。

でも運転中にスマホ操作をするのは危険ですよね。

Media Buttonの付属品にハンドル装着用の土台があります。これを使えば直接スマホを操作しなくても、手元で音楽操作ができます。

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Bluetoothの便利さにビックリ

これまでもキーボードやイヤホンでBluetoothを使ったことがありましたけど、まさかこんな事ができるとは驚きです。

いま、シルクドソレイユ時代とは違う環境やステージでパフォーマンスをしています。環境が変わればノウハウも変わる。

ベストパフォーマンスが出せるような環境を整えるのも、我々の大切な仕事の一つなのだと思います。