人生のステージを変えて「手放す」ということ。

こんにちは!2017年で31歳になる縄跳びパフォーマーのまっちゃん(@macchan8130)です。

2017年の1月、なわとび界にビックニュースが流れました。

7重跳び(septuple under) 世界初成功 20170107 福井健康の森にて

これまでは縄跳びの限界は6重とびと言われていました。しかし数多くのギネス記録を持つ森口さんが、ついに人類初到達の7重とびに成功したんです。彼の偉業は日本だけじゃなくて世界でも広く紹介されて、前人未到の快挙にネットがザワツイています。

そんな森口さんの偉業の裏側で、縄のまっちゃんはステージを変えて手放すことについて考えていました。

6重跳びの時代が終わった

縄のまっちゃんの代名詞は「アジアチャンピオン」と「6重跳び」でした。2004年に6重跳びに初成功してから、多くのメディアに出演させてもらい数多くのイベントに呼んで頂きました。

でも2006年の右足前十字靭帯の断裂で大きく変わってしまった。そう、実はもうこの段階でほとんど6重跳びができなくなっていたんです。成功率は数回に1回レベル、今でも成功率はかなり低いです。

でも当時は6重跳びを手放すことができませんでした。

縄のまっちゃんのアイデンティティーとして独り歩きした6重跳びは、どの現場に行っても求められる。結果として成功するかどうか分らない技を披露し続けていました。

シルク・ドゥ・ソレイユで初めて6重跳びを手放した

2010年にシルク・ドゥ・ソレイユに入ってからは、一度もステージで6重跳びをしません。

だって求められてませんからね。ステージで求められるものとメディアで求められるものは違います。はじめて6重跳びというアイデンティティーを手放すことができた瞬間だったんです。

縄のまっちゃんはずっと、手に入れるために突っ走ってきました。そして実際にたくさん手に入れてきました。

競技でトップになる、世界記録を狙う、メディアで有名になる、縄跳び指導の第一人者になる、シルク・ドゥ・ソレイユに出演する・・・

しかし時間(とき)は経ち、全部を抱えられなくなりました。

自らを形成してきたアイデンティティーを手放すのは簡単じゃありません。1つ手放すごとに、自分が自分じゃなくなるような不安と恐怖に襲われます。

苦労したとか、簡単だったとかは関係ない。アイデンティティーは、あなたを表現する代名詞で形成されていくんです。

人生のステージを変え、手放す

By: ume-y

7重跳びの森口さんだけでなく、後輩たちが多方面で活躍して実績を作っています。

世界チャンピオンになったり、ギネス記録を何個も取ったり、書籍を出版したり。彼らが実績を積むにしたがって、縄のまっちゃんは少しずつ過去の人となり、アイデンティティーを手放していく。

でもコレで良いんです。

後輩と競っても次世代に年齢や体力で勝つことは出来ません。いつまでも同じアイデンティティーを頼りにしても、結局は苦しくなるだけなんです。

だったら、縄のまっちゃんの人生ステージを別の方向に変えていく。

6重跳びや競技のチャンピオンとして有名になったステージ。
シルクドソレイユの世界で縄跳びを振り回したステージ。
そしていま、次の別のステージに移動してる。

過去のステージに未練はありますし、手放すのは簡単ではない。でも過去に呪われてしがみ付くより、「切り開く人」としてステージを変えるほうが苦しくないのかなぁと思うのです。

持つことより、手放すことを大切にしたい

15年前、高校生の時に考えたの縄跳び人生では「手に入れること」だけを想定していました。でも、手放すことをまでは高校生では想定できなかった。

どんな優れた武器でも、時間とともにサビつき時代遅れになる。武器になるアイデンティティーも同じことです。

いつまでも使い続けることはできない。いつの日か、手離さざるをえない日が来る。それは悪いことじゃなく、ステージを変えるキッカケなのかなと。

ギュッと握り過ぎて潰れる前に、スッと苦しまずステージを変えたいモノです。

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