なわとびパフォーマーの仕事論

いい仕事をしてる人を見つけるコトを、仕事にしてる人がいる。

こんにちはー。 縄跳びパフォーマーの粕尾将一(@macchan8130)です。

自分は小学校訪問やイベント出演で生計を立てていますが、この仕事はほとんど営業をしてきませんでした。

はじまりは東京都中野区立鷺ノ宮小学校の、T先生からの連絡。

2003年でインターネットもほとんど普及していない時代。力技で作ったペライチのHPの申し込みフォームに、T先生から「小学校へ縄跳びパフォーマンスをしにきて欲しい」との依頼が入ったんです。

高校2年生の冬、今でも忘れない人生初の小学校訪問です。

鷺ノ宮小学校でやったパフォーマンスと指導の噂が広がり、中野区内の小学校へいくつも訪問しました。異動された先生が、再び異動先で声を掛けてくださいました。

こうして噂が噂を呼び、2008年には100箇所以上の小学校から依頼をいただくようになりました。

この期間中、自分は一度も小学校へ営業に行っていません。

仕事を取ることが目的になるとヤバイ

フリーランスで仕事というと、営業をかけて契約を!なんてイメージですよね?でも、ぶっちゃけ営業を頑張るだけ仕事が入ってるとは思えないんですよ。

むしろ闇雲に営業を頑張ることで、仕事が減っていくのでは?と感じるんです。

仕事で大切なのは何をできたか?どんな価値を提供できたか?です。成約して契約書にサインをすることじゃありません。お金を払う人が満足できる価値を提供できるか?に全力を尽くすべきなんです。

ただ忙しく仕事をしてる売れっ子を見てると、なおさら営業して仕事を取らなきゃ!!と焦ってしまう。

しかし営業で仕事を取ることが目的になってしまうと、マジでヤバイ。仕事は取ることが目的じゃない。取ってきてからが本番なんですよ。

口コミ、評判、紹介という営業機会

Girl Talk

仮に、縄のまっちゃんが初めて訪問した「鷺ノ宮小学校」で微妙なパフォーマンスと指導をしていたらどうだったでしょうか?

まず、依頼を下さったT先生の顔に泥を塗る事になります。せっかく予算を割いたのに…と。

さらに、縄のまっちゃんが他に紹介されることはなかったでしょう。だってオススメできないのに、友人や同僚に紹介しませんよね?

つまり仕事の結果、世間に出て行った姿の全てが、直接的な営業になってるんです。

この事実は心強く、同時に恐ろしいんですよ?

いい仕事を続ける、しかない。

人の紹介には信頼が上乗せされています。○○さんの紹介ならいいモノに違いない、○○さんなら良い人を紹介してくれるはずだ。このとき、あなたの紹介には○○さんの信頼が乗っかっているんです。

あなたがいい仕事をすれば、○○さんの信頼と評判は上がります。

「あの人に紹介してもらって正解だった!次も困ったときは○○さんに頼んでみよう。」

こうなれば良い循環が生まれて、再びあなたにも仕事が来るし○○さんにも「信頼を得る」という利益をもたらすことができます。

ところがもし、あなたが○○さんの信頼を損なうような仕事をしたらどうなるか。あなた自身はもちろん、○○さんの信頼まで失わせてしまうことになるんです。業界内は狭いので、信頼を失えば一気に噂は広まってしまう。

良くも悪くも、あなたの仕事次第で風向きが大きく変わってしまうのです。

おわりに

Searching

こんな記事を見つけました。

ただ、空き地のペンペン草みたいなところからはじまった20年なりの経験から言えることがあるとすれば、「あなたの仕事は、かならず誰かが見てる」のひと言につきます。
いい仕事をすれば、いい仕事を続けていけば、かならず誰かが見ています。あなたをみつけてくれます。中途半端なアピールをする必要はありません。世のなかには「いいひとをさがすこと」を仕事にしているひとがいて、そのひとはかならずあなたをみつけてくれます。

note.mu

この言葉は響きました。

誰しもいい仕事をしてくれる人にお願いしたい。いい仕事を探すことを仕事にしてる人、本当にいるんです。

もしあなたが営業を本業にしているなら、全力で営業をすればいいでしょう。しかし「何か売るモノ」を持っている人は、中途半端なアピールや営業をしすぎてはいけません。

本当に大切なのは、あなたが持っている「売るモノ」なんですから。