少し前の「マツコ有吉の怒り新党」で、面白いテーマを扱っていました。
私は流れ着いたからね。
だからあんまり、自分で決めないほうがいいのかなあと思うんだよね。
最初は自分で決めなきゃいけないけど、
人が「アンタこういうの向いてんじゃない?」って
言ってくれたことをやったりした連続よ。
好きとか嫌いじゃない。
やれって言われたことを頑張ってやるだけ。
それだけよ、仕事って。(※)番組内のマツコ・デラックスのコメント
これは刺さりました。
内容は「好きなこと」と「得意なこと」のどちらを仕事にすればいいか?がテーマ。ぜひ興味のある方はリンク先のやり取りを見てください。
自分も結局食えればどっちでも良い!というお二人の意見に賛成です。加えてここには、将来を考えすぎる落とし穴があるのでは?と考えました。
次に備えて7割で行くか、今を10割で行くか
ICHIROYAさんが偶然にもこのテーマに関連するエントリーを書いていました。
会社に全精力をつぎこまず、将来のために別のスキルを身につけるは、正しいか – ICHIROYAのブログ
プロやフリーランスは仕事への不安が尽きません。次の仕事はあるのだろうか?ステップアップできるだろうか?などと考え始めると、不安は一気に増幅されていきます。
すると、いざって時のためという下心で準備を始め不安を和らげようとする。しかも不安で始める準備は大抵が淡い期待で始めます。これやってたら食いっぱぐれないかな…とか、これは役に立つかも…とか。
しかし、こうした逃げ腰の準備は正直オススメできません。以前記事で有利ばかりを選ぶリスクを指摘しました。不安からくる準備にも同じことが当てはまるんです。
ICHIROYAさんは、こうも言っています。
100%の力で業務に没頭しているとき、僕は、転職に有利になるほかのスキルを身につけようとは思わなかった。そう思わなくても、会社を辞めてしばらくしてわかったのだが、僕にはその時期に、小売のノウハウの奥深いところを自然とスキルとして身につけていたようだ。
小手先の計算で始める準備と、目の前にある仕事に100%で没頭することで自然と得られるスキル。どちらが次に繋がるかは明らかです。
面倒くさい仕事を次に繋げる気概
とは言っても、やる気の起きない仕事はいくらでも発生します。面倒くさい雑用や、別途勉強する必要がある案件、例を上げればキリがありません。
自分は、こうした時こそ絶対に次に繋げてやる!という気概が大切だと考えています。繋がるじゃなくて、繋げるんです。
小さな仕事であろうと何かしら学びがあるはず。面倒くさい仕事をするからには、元を取る気持ちで「こんな面倒くさいことするんだから、なんか1つでも学ばなきゃ割に合わない!!!」と奮起します。
外に可能性を求めるのではなく、目の前の仕事に可能性を見出すんです。
冒頭に挙げたマツコさんも「やれって言われたことを頑張ってやるだけ」と言っています。将来を見据えた準備というと聞こえは良いです。しかし、本業で求められた事を蔑ろにする人に何が繋がるでしょうか。
今いる場所で輝こうとしない人が、違う場所で輝けるとは思えません。